よもぎ蒸しサロンに来られる方の中に、妊活中の方はとても多くいらっしゃいました。「冷えが気になって……」とおっしゃる方がほとんどでしたが、体を温めることと妊活の関係について、できるだけ正直にお伝えしたいと思います。
1. 冷えと妊活の関係
「冷えは妊娠しにくい体の原因になる」という話を耳にしたことがある方も多いと思います。ただし、これは医学的に「冷えが不妊の直接原因」と証明されているわけではありません。
一方で、骨盤内の血流が低下すると子宮や卵巣への栄養・酸素が届きにくくなる可能性があるという考え方は、東洋医学・西洋医学の双方で語られています。体を温めることで血行を促し、全身の調子を整えることは、妊活中の体づくりのひとつとして取り入れている方も多いです。
- 「冷えを治せば必ず妊娠できる」わけではありません
- 不妊の原因は多岐にわたります。気になる場合は婦人科・不妊専門クリニックへ
- 温活はあくまで「体を整える習慣のひとつ」として取り入れてください
- 不妊治療中の方は、治療方針を担当医に確認してから温活を始めましょう
2. 妊活中に気をつけたい冷えのタイプ
末端冷え性
手足の先が特に冷たい。体の中心部の血行が滞り、末端まで熱が届きにくい状態。足湯・レッグウォーマーが効果的とされています。
内臓冷え
手足は温かいのにお腹が冷たい。冷たい食べ物・飲み物の摂りすぎが一因といわれます。腹巻き・温かい飲み物が基本。
冷えのぼせ
上半身・顔はほてるのに足が冷たい。自律神経の乱れが関係することも。無理な温めより、まず生活リズムを整えることが大切。
骨盤・下半身の冷え
腰まわり・下腹部が冷たい。骨盤内の血流が滞りやすい状態。腹巻き・よもぎ蒸しを取り入れる方が多いタイプ。
自分の冷えタイプを知りたい方は冷えタイプ診断もあわせてどうぞ。
3. 妊活中にできる温活6選
① 腹巻きでお腹を常時保温
子宮・卵巣がある下腹部を冷やさないことが基本です。シルク・コットン素材の腹巻きは薄くて衣類の下に着けやすく、仕事中もつけたままでOKです。
② 足湯で骨盤内の血流を促す
足首〜ふくらはぎを温めることで、骨盤内への血流が促されるといわれています。寝る前15分の足湯は冷えの緩和に取り組みやすい方法です。
③ よもぎ蒸しで骨盤内から温める
よもぎ蒸しは会陰部から蒸気を当てることで骨盤内を温める温浴法です。妊活中の女性に人気がありますが、不妊治療中(採卵・移植周期)は担当医に確認してから利用することをおすすめします。詳しくは妊活とよもぎ蒸しの記事をご覧ください。
④ 湯船に浸かる習慣
38〜40℃のぬるめのお湯に15〜20分。毎日の入浴習慣は体の芯から温まる基本的な温活です。排卵日前後の高温期はむやみに長時間入浴しすぎないようにしましょう。
⑤ 温かい飲み物・食事
冷たい飲み物・食べ物は内臓を冷やすことがあります。ルイボスティー・よもぎ茶・白湯・生姜湯などノンカフェインの温かい飲み物を習慣にすることがおすすめです。
⑥ 体を動かして筋肉量を増やす
筋肉は体熱の産生に関わります。ウォーキング・ヨガ・ストレッチなど、無理のない範囲で体を動かす習慣が血行改善につながることがあります。
- 体を温めることで血行・自律神経・ホルモンバランスを整える習慣として取り入れる
- 不妊治療中は必ず担当医に相談してから温活を始める
- 無理なく続けられることを選ぶ。ストレスになるくらいなら少しずつで十分
- 個人差があります。「必ず効果がある」ものではないことを念頭に
4. 葉酸サプリについて
妊活〜妊娠初期に葉酸(ようさん)を十分に摂ることは、厚生労働省も推奨しています。食事だけでは必要量を摂りにくいため、サプリメントを活用する方が多いです。
- 厚生労働省の推奨量は妊娠前〜妊娠初期に400μg/日(食事からの摂取に加えて)
- 「モノグルタミン酸型」は吸収されやすいといわれています(個人差あり)
- 鉄・カルシウム・亜鉛などのミネラルも一緒に摂れる総合タイプが人気
- 無添加・臨床試験済みのものを選ぶと安心
- 不妊治療中の方は担当医に相談してから
5. やりすぎに注意
- 高温の長時間入浴 — 排卵後の高温期に体温を急激に上げすぎることは避けましょう
- 不妊治療中のサウナ・よもぎ蒸し — 採卵・移植周期は担当医に必ず確認を
- 過度な温め — 「温めれば温めるほど良い」わけではありません。体の声を聞きながら無理なく
- 情報に振り回されすぎる — 妊活中は多くの情報が飛び交います。不安に感じたら専門家に相談を
サロンでよもぎ蒸しをされる妊活中の方々に、私がいつもお伝えしていたのは「焦らず、温活はあくまで体を整える習慣のひとつ」ということ。
妊活は精神的な負担も大きい時期です。温活で体を労わりながら、心もほっとできる時間を作ってほしいと思っています。「体が温かくなると気持ちも楽になる」と話してくれた方が印象に残っています💜
6. まとめ
妊活と冷え・温活のポイント
個人差があります。気になることは婦人科・不妊専門クリニックにご相談ください。